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プロフィール
【名前】
青木悠子
【職業】
NATUコンサルティング 代表
【プロフィール】
日本アイ・ビー・エム(株)システムエンジニアを経て、現在、NATUコンサルティング代表。IT技術者出身の経営コンサルタント。中小企業診断士、経営品質協議会認定セルフアセッサー、第1種情報処理技術者の資格を持つ。
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2005-10-01 (Sat)
ここを再考しなければITを導入した意味がない!(1)
経営者にとってITとは何なのか? どういう位置付けにあるべきか?

 IT=インフォメーションテクノロジー。その特徴を「バスと車」の図で、端的に表してみました。以前は、みんなで同じ1つのバスに乗っていました。けれども、ITという名のエンジンを手に入れることによって、みんながそれぞれの車を持ち、遠くまで自由に行けるようになりました。そう、ITとは車におけるエンジンの役割を果たすのです。

 ところが、実際はどうでしょうか? ITというエンジンは有効に使えていますか?

・まだバスに乗り込んだまま(= 現状のまま)になっていませんか?
・車は持ったものの、目的地(=会社の将来像)を決めずに走っていませんか?
・エンジンを扱う(=ITツールを使う)こと自体が目的になっていませんか?
ITエンジン図



売上・利益率アップには「製品力」「効率化」「顧客満足度」の向上が必要

 小売業がただ物を並べれば売れる、製造業がただ物を作れば売れるという時代が終わり、方向転換を求められている今、会社を変えて行く切り口は、

(1)「製品力」をアップし、 
(2)「効率化」をはかり、 
(3)「顧客満足度」を上げる 

ことにあります。経営者の方々は「ITの導入=売り上げアップへ直結」と考えがちですが、(1)〜(3)が達成できて初めて売り上げがアップするということを忘れないでください。

 (1)の製品力とは、お客様にとって魅力的な製品であるという意味です。安価な商品よりも、こだわりのある良質な商品に魅力を感じるお客様が一般的になっていますね。また、(2)「効率化」の意味も以前とは違います。短い時間でたくさんの物を作るのが以前、お客様の時間を使わせないのが今。つまり、効率化の観点はあくまでも「お客様にとってどうか」というところにあるのです。

 現在、業績を上げている会社は、

■ポイントカードとPOSを複合的に使う会社
■ネットショップだけに特化している会社
■手書き記入ファイルなどアナログ情報だけの会社

など、さまざまです。共通しているのは、それらのツールを徹底的に使いこなせている点です。なぜなら、的確なツールを選び、使いこなすためには、自分の会社がどんな特徴の会社で、将来どう変わって行きたいかがはっきりしていないといけないからです。

 ですからまず、“ITありきではない”ということを確認しておきましょう。今までは、ITを使って、ネットショップを開く、POSを導入するなどそれ自体が目的となっていました。しかも、始める動機の多くが「他社が導入しているから」というもの。本当に自分の会社やお店にとって、ふさわしいか、やるべきかということが考えられていません。

 それでは、ITを使いこなすことは難しいのです。ですから、ITツールを導入し、売上を拡大するには、まずご自身の会社を徹底的に分析することが重要です。

「製品力」「効率化」「顧客満足」さらには「従業員満足」

「製品力」「効率化」「顧客満足」さらには「従業員満足」。これらが向上して、初めて売上・利益がアップする。つまり、「回り道」で考えるべき。

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