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プロフィール |
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【名前】 |
遠藤直仁 |
【職業】 |
遠藤直仁総合研究所(有) 代表取締役 |
【プロフィール】 |
税理士、中小企業診断士。イトキン株式会社(ブランドELLE担当)、アディロン株式会社を経て、99年中小企業診断士登録後に遠藤直仁中小企業診断士事務所(現遠藤直仁総合研究所)を開業。2000年5月〜2003年5月まで安斎洋子税理士事務所にて非常勤主席研究員。2003年7月に税理士登録後、遠藤直仁総合研究所を設立、代表取締役に。ベンチャービジネスに対する総合的な経営指導を主業務としている。多くの企業の経営顧問として活躍中。青山学院大学大学院法学研究科ビジネス法務専攻 非常勤講師でもある。 |
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2005-10-01 (Sat) |
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中小企業の資金調達は悪循環に陥っていることが多い
中小企業に限らずあらゆる企業にとって資金とは血のようなもの。なくなったり、流れなくなっては身動きがとれません。ただ残念ながら多くの中小企業がこの 資金調達に関して悪循環に陥っているようです。
現在、中小企業の約7割が赤字決算だと言われています。一般的には赤字であれば資金繰りは悪くなってきます。そこで多くの企業が決算書に“化粧”をするわけです。日本の決算書には自由度が高い部分があります。たとえば費用として計上しなければならない金額を計上しなくても、税務署をはじめどこからもクレームがくることはありません。経営状態を良く見せるために、ある費用を計上しないといった“化粧”はよく行われているようです。そしてこの“化粧”を施した決算書を金融機関へ提出するというわけです。
しかし、こういった“化粧”はたいていの場合、金融機関に見破られています。融資をしてもらえた場合でも、金融機関のほうは利息を回収しなくては利益が出ないから貸しているだけです。つまり、「この企業は融資しても元金の返却能力はないかもしれない。でも利息はとれるから貸しておこう」と考えているのです。結果、融資はしてくれても利率が高かったり、最悪の場合、個人保証で企業の借金を 経営者が背負うという事態も考えられます。
これが 資金調達に関する悪循環です。社会全体の問題ともいえますが、これでは経営が上手くいくはずがありません。
【中小企業の資金調達の悪循環】
中小企業
(赤字だけど決算書に“化粧”をして経営状態を良く見せよう)
↓
金融機関
(“化粧”をしているのはわかっているが、利息が欲しいから融資しておこう)
↓
結果
(※高い利率を設定、個人保証で企業の借金を経営者が背負うetc…)
※中小企業に対する銀行の利率は平均2.5%といわれています。しかし、信用度の高い企業には1.5%、信用度の低い企業には3.5%といったように大きな差があるのが実際です
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