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プロフィール
【名前】
村田守弘
【職業】
公認会計士・税理士
【プロフィール】
1946年生まれ、慶応義塾大学経済学部卒。多国籍企業への国際税務コンサルティング業務に関与。長年国際税務に深く関わる専門家としての経歴を活かし、中小企業の海外税務戦略の水先案内人として、皆様の事業展開に役立つヒントを提案していきます。
【所属】
村田守弘会計事務所
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2012-03-23 (Fri)
近くて遠い中国について
 先週、上海杭州(くいしゅう、Hangzhou)、無錫(むしゃく、Wuxi)に出張してきました。それぞれの位置関係は、上海を正三角形の底辺の右、杭州を底辺の左、無錫を頂点と考えると想像がつくと思います。正三角形の1辺の長さは150キロあまりあります。

 北京がワシントンDCであれば、上海はニューヨークに該当します。上海は、当に中国経済の中心になります。人口は、出稼ぎ労働者を含めると2500万人を超えると言われています。人口の規模で言えば、東京の倍です。上海には10万人以上の日本人が滞在しているともいわれています。そして、上海の日本人学校は世界最大規模だそうです。
 杭州は、浙江省(せっこうしょう)の省都で、経済成長が著しい都市です。
 無錫は、多くの日本人にとって演歌『無錫旅情』で歌われた町にすぎないですが、改革開放以来、急激に工業が発展し、とりわけ日本企業の進出が多い都市です。


 今回の出張で感じたことがいくつかあります。
中国はGDPで世界第2位であることを痛感!
風水は中国人にとって守るべき生活の知恵!
市民の生活は、映画「Always 三丁目の夕日」で描かれている昭和33年の日本!



中国はGDPで世界第2位であることの痛感
 上海から杭州、杭州から無錫、無錫から上海への移動は車でした。ビックリすることは、それぞれの都市を結ぶ高速道路の大部分が片側4車線だったことです。そして、道路を走行する車の種類を考えると経済活動は、日本とは比較にならないくらい活発でした。


風水は中国人にとって守るべき生活の知恵
 最近建てられた無錫市庁舎の前には大きな池があり、その奥の広々とした敷地に建物がありました。大きな池のある場所を選んで市庁舎が建てられたと思っていましたが、それは間違いで、市庁舎の建設にあたって風水の観点から人工池を作ったのでした。公的機関の建築物の建設において風水が尊重されるとは思いもよらなかったです。風水では、近隣の良い“気”をとりいれることによって建物の“気”はさらによくなっていくと考えており、中国人にとって風水は必要不可欠なもののようです。


市民の生活は映画「Always 三丁目の夕日」の日本
 デパートや大型ショッピングセンターはどんどん建設されていますが、市民生活の中心は、屋台や露店の入っている市場です。そこでは、生きた鶏が販売され、客の前で絞められるのです。上海の販売の伝統的チャネルとしてざら場があります。ざら場とは、映画「Always 三丁目の夕日」の舞台となった昭和30年代にあった何でも売っている駄菓子屋みたいな商店です。GDPで世界第2位ですが、庶民の生活のベクトルはかなり違ったところにありました。


*****

 
 中国は、時間的距離からすると東京・大阪間の2時間30分とほぼ同様です。お隣中国とよく言いますが、我々日本とは異なる文化を形成し、異なる価値観を持って人々は生活しています。海外進出を検討する際、その国の経済発展(=客観的)のみならず、そこに生活する人々の文化や価値観(=主観的)をも十分理解することが、成功へのパスポートではないかと感じた出張でした。
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