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プロフィール
【名前】
池田秀敏
【職業】
仕事の可視化コンサルタント
【プロフィール】
流通業界に身を置きつつ夜学でCOBOLプログラミングを習得。汎用機での生産管理や、 販売・顧客管理などのシステム開発に参加し構造化プログラミングを体験する。 その後、配管CADシステム開発に転じ、設計仕様を文章で正確に分かりやすく書く ことに限界を感じ、複雑な内容でも全体から俯瞰でき細部に進める図解の可能性を実感する。 平成元年に上流工程を専門とするフリーランスのシステムエンジニアとして独立。 システム化への顧客の要求を図解することから始め、図解を使った仕事の仕組みの可視化、 作業効率の向上に取り組むようになる。 現在は、仕事の可視化コンサルタントとして講演・コンサルティングを精力的に行っている。
【趣味】
山菜採り、山歩き、ビール
【血液型】
A
【所属】
有限会社 テオリア
【性別】
男性
【住所】
新潟県 上越市
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2011-01-06 (Thu)
仕事には構造設計が大切!
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仕事には構造設計が大切!


15年ほど前SEとして体験したことです。

もともと私はSE(システム・エンジニア)だったのです。
10数年前に東京にあるFC本部の販売管理のシステムを、
開発するということで打合せに行っていました。
そこで見たり体験したことから始まりました。

そのFC本部は全国に加盟店を持っていました。
詳しいことは書けませんが、かなりの数の加盟店でした。
そして、どんどん加盟店を増やしていました。

システムの打合せで、その本部の事務所に出入りしていました。

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■そこで見たことは...
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長いクレームの電話がかかってきていました。
それも、何度もです。
 ・地方の加盟店の社長が電話代をかけて
  (1時間も話すとかなり電話料金がかかります)
 ・本部の若い営業マンが電話に釘付けです
 ・上司を出せ、社長に替われ、..となります

そして、根本的な解決策が示されないまま終わります。
双方にマイナス感情を抱えたままの中途半端な終わり方です。
何も生産的な結果が生まれないのです。

そんな場面を何回も見ました。

クレーム内容を要約すると、このような内容です。
 ・加盟前に本部が約束したことと、加盟後の実情が違う
 ・書面には書いてないが、
営業マンから聞いたことが実行されない。
 ・本部の指示通りやっても儲からない
「儲かるって言ったじゃないか?!」


何が原因だろう?
なぜ起こる?

と考え、営業マンに聞いてみました。
その若い営業マンは「加盟店がわがままなんです」と言います。

でも、そうだろうか?...と考えました。

加盟店は加盟金を支払ってFC加盟します。
本部の営業マンは、加盟店を契約をとると自分の成績になります。
そのためにオーバートークになってしまうのだと思います。

加盟の契約内容はどうか?
もらった資料にはどうかかれているか?
と見せてもらいました。


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■そこで気がついたことは...
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1.業務の構造を明確にしきれていない

パンフレットなどの資料をデザイナーに丸投げのようです。
見栄えの良いパンフレットは、それはそれで意味がありますが、
事業内容をきちんと説明していないと..
実際の業務をやる場合の助けにはなりません。
SEの目で見ると..仕事がエンジニアリングされていません。
仕方が無いんです、デザイナーはデザインが仕事ですから。

●パンフレットなどのデザインの前に決めることがあるはずですが..


2.営業マンが自分の成績のためにオーバートーク

加盟金を稼ぐことが営業マンの成績となるため、
つい、本部の実力以上のことを話してしまいます。
たくさん加盟店を説得して加盟させると、
ほめられ立場も給料も良くなります。
営業マンは加盟店契約の金額だけで評価されます。

●加盟店契約を増やすことが目的になります..


3.加盟店に甘えがある

判断や考える基準が「自分の都合」が中心で、
自分の都合のいい部分のみを、都合のいい様に
理解して記憶する傾向があるようです。
そして、自分の都合の良いように行動します。

●上手く行かないときは本部が悪いと言います..



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■創業者にはキチンとした考え方があるのです!
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トップの「思い・考え」がしっかりしていても、
その「考え・思い」を実現するための環境がしっかりしていないと...

外注に依頼した仕事の”行動”の整合性はとれているのでしょうか?
バラバラだと、関係者の行動のベクトルを一致させられません。
それはトップの考えたことを実現するブレーキになります。

  ●デザイナーはデザインが仕事です
  ●システムエンジニアは、コンピュータが専門です
  ●営業マンは、自分の売上を上げることに必死です
  ●加盟店の店主は、自社の売上・利益が最優先です

誰も自分のことで手一杯なのです。
全体の最適を考えて行動してはくれません。

全体最適でなく、部分最適になってしまい、
期待した成果がえられないという結果となります。

整合は取れているでしょうか?
 ・募集資料・パンフレット...印刷会社へ(デザイナー)
 ・会社のホームページ ...HP制作会社へ(デザイナーか営業)
 ・営業マンのトーク .....営業部門で制作・営業ツール
 ・コンピュータシステム....システム会社へ(システムエンジニア)
 ・事務管理部門の体制....本部の社員の行動
 ....などなど

行動の整合性をとるために「考え・思い」を具体的な方針・手順に落とし込み、
誰でも、誤解しない文書に展開する必要があります。

やればできる実力があるのに...もったいない

そこで提案していることは、
一度立ち止まって、業務をシステムとして考えて、
それぞれの整合性を取るということです。


社長の考えを満たしているか?
実現するための、方法・手順の選択は最良か?
それを実行するための環境は整備されているか?

社長の「考え・思い」と正しく伝えていくそれがとても重要です。



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■新規事業の立ち上げで必要なことは...
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1.ヒト・モノ・コトの関係性をゼロから構築する

   交換価値をデザイン
    ・商品の特徴/利用法
    ・商品の価値/便益

   働き方をデザイン
    ・仕事運営の仕組み
    ・上手く運営する環境

   ツールを作成
    ・効率を上げるツール
    ・ミスを防ぐ仕掛け

2.実現のための3つの基本の考え方

   そもそも、それは何に?
    ・商品の本質を深める
    ・創る人、使う人にとって

   意思のすり合わせ
    ・障害を乗越える
    ・意思をすり合わせる

   見立てる・組立てる
    ・視点を変えて、考える
    ・言葉にして体系化する


   ※上記1・2に関しては、
    今後少しづつ解説させていただきます。



人は置かれた環境の影響を強く受けます。
より良い成果を生み出すには、そのための仕組みが必要です。

特に新規事業で、新しいことを始める場合には、
しっかりしエンジニアリングされた仕事の仕組みを構築することが必要です。
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