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プロフィール
【名前】
柿内幸夫
【職業】
改善コンサルタンツ(株) チーフコンサルタント
【プロフィール】
1974年東京工業大学工学部経営工学科卒業後、日産自動車に入社、横浜工場生産課配属、スタンフォード大学大学院IE学科卒業(MSIE、Engineer IE取得)、生産管理部、富士工場IE担当課長を経て1991年退社、現職に。
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2005-10-01 (Sat)
会社全体を劇的に変える現場改善の方法とは?(2)
ただの片付けではない、徹底した「整理・整頓」の方法とは?

 ここまで製造現場から改善していくことの重要性を説かせていただきました。ここからは具体的に何を行えば良いのかをお教えしましょう。

 現場改善の第一歩は「整理・整頓」です。なんだそんなことかと思う方もいるかもしれません。そんなことは製造現場で働く個々の人間が行えばいいだろうと思う方もいるでしょう。

 しかし、私の言う「整理・整頓」は、社長も役員も管理職も一般従業員も、あるいはパートタイマーの方も、全員で一緒に実行します。というのも、この「整理・整頓」はただの片付けではないからです。普段は気づかない、製造現場の細かい部分を見ることで、経営者を含む参加者全員が現場の現状把握を正確に行い、その上で、それをどのように変えていったら良いかの発想を得ることを目的としています。

 実際、私の経験上では、たくさん経営者の方々が、この「整理・整頓」で現場を見る目が変わったとおっしゃっています。

 さて、ここで「整理・整頓」とは何かを具体的に定義しておきましょう。

■「整理」とは:「すぐに使うものとすぐに使わないものを分類して使わないものを捨てる」こと

■「整頓」とは:「使うものの置き場所を決定していく」こと


 この2つを実行する際、私が推奨しているのがカードを使って整理を進める方法です。その具体的な詳細は『最強のモノづくり』という本に詳細が載っていますが、簡単な流れを解説しておきましょう。
参加者:社員全員(経営者も含む)

1. 参加者全員がカードを50枚ずつ持ち、現場の問題があると思われるものに貼っていく。カードはすべて一枚残らず貼り切ること。

2. 次にカードのついたものを不要品・不急品・要品に分けてそれぞれの場所に運搬しそれらを社長を含む全員で議論する。
  

 この時、大切なのは決断を後回しにしないことです。その場で決断して、すぐに手を打つことで「整理・整頓」が徹底できるのです。そして、最初に述べたように、その過程で各部署の問題点が浮き上がってくるのです。

 この「整理・整頓」はこの場だけで完結してはいけません。永久に続けていく必要があります。経営者は常に製造現場を見てまわり、整頓された現場の職員を誉めるのです。これはただ誉めているのではありません。「整理・整頓」を一緒に実行した経営者だからこそ、誉めるポイントに目が届きます。

  また、誉められる従業員も、現場のことをよく理解している経営者に誉められることで、気持ちが伝わるのです。

実際の現場活動でのひとコマ。ほとんどのものにカードがついている

実際の現場活動でのひとコマ。ほとんどのものにカードがついている。(サイト「柿内幸夫の『現場改善100』」より)。

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